この目的と手段ですが、手段さんは目立ちたがり屋で、よく目的さんの居場所を奪おうとします。
つまりいつのまにか手段が目的になってしまうことが多々あるってことですね。
私のPVで言うと、目的は「見ていて楽しい、いいPVを作る事」で、その手段として「カメラ操作や視点の選択に拘る」というものがある、って感じです。
(音質は付加価値なので、あまり重視はしていません・・・が、なるべくよくしようとは思っていますw)
ただ、気を抜くとこの「カメラ操作」という手段が目的になってしまう事があるのです。
カメラに拘るぞ、いいカメラワークを組むぞ!って思っているうちに、「見ていて楽しい、いいPVを作りたい」という本来の目的を外れ、「いいカメラワークのPVを作りたい」というのが目的になってしまっていることがあるのですよね。
迷走Mindですごく納得のいく作品が出来上がり、それ故に目的を少し見失いかけた時期がありました。
次の蒼い鳥で最初に出来上がった基PVは本当に酷い出来になったのです。
(※今UPしているのは頭冷やしてから作ったので、大丈夫・・・だと思いますw)
色々な箇所でリズムに合わせてパチパチとカメラを切り替えたような、そんなPVになっていました。
曲の雰囲気さえも度外視した、本当にただカメラが頻繁に切り替わっているだけのPV、そんな出来だったのです。
まさしく本末転倒な出来でした。
また、現在UPしているI Wantもそういう傾向のあるPVになってしまっています。
これを手がけた時に思考の根底にあったのは、「余程の事がない限り、1小節以上同じ視点を続けない」というものでした。
果たしてこの思考がいいPVを作る為に必要なのか。
考えるまでもありません。
マニュアル操作に手馴れてきて、限界に挑戦という言葉を誤った形で実践してしまっているだけでした。
なので、この曲を早く作り直したかったのですよねw
そりゃ気に入ってはいるのですが、見ていて爽快感がないのです。
今、自分で見る頻度は『i』よりも少ないです。
『i』はカメラワークで面白く出来そうにない曲だったので、視点の選択に力を入れました。
でも、ただそれだけで個人的には見ていて本当に楽しいPVに出来上がっているのです。
現在、手がけているI Wantは、一部は前よりもカメラがうるさくなっているかもしれません。
でも、一部は前よりも落ち着いています。
そして何よりも、前回疎かにした「視点の選択」という項目については、余念がないものに仕上がっていると私は思っていますw
ここに注意しただけで、見栄えは大分変わりました。
見ていて楽しいって思えるようになりました。
何回ステージビデオで見直したか分からないくらい、自分で楽しんでいますw
やはり、時に冷静に自分を見直すのは大切なことなんだなって、今強く実感しているところなのですよね。
ただ、タイミングエラーがなかなか無くなりませんorz
これが残ってると、見ていてもそこばかり気になってしまうので、これは無くさないといけません・・・
でも、無くなりません!!
なので、基PVが中々出来上がりませ〜〜〜〜〜ん!!><
TASさん、カモン!!(←現実逃避)